【エッセイ】個人的名作ミステリの要素

エッセイ

ミステリ小説が好きで、小学生の時から色々と読んできました。

ミステリと一言で言っても、本格からファンタジー要素のあるものまで選り取り見取り。
小説ジャンルの中でも花形であり、その作品数も圧倒的であると本屋に行くたびに感じます。

今日はそんなミステリ小説に対する、個人的見解についてです。

ミステリ小説のジャンル分けによく使われるのが、〝Who done itフーダニット?〟〝Why done itワイダニット?〟〝How done itハウダニット?〟です。

簡単に説明すると、

Who Done It? → 「誰が」やったのか? (犯人当て)
Why Done It? → 「なぜ」やったのか? (動機)
How Done It? → 「どう」やったのか? (犯行方法・トリック)

となりますが、私的には「Why Done It?(動機)」の印象が強いものが名作であると感じることが多いです。

ミステリに限らず、魅力的な悪役が出てくる作品は考察のしがいがありますし、動機を深掘りすることで犯人に共感し、作品の印象が深まるからでしょう。

行動原理にしろ異常な精神性にしろ、犯人の印象が強いミステリは即ち人物描写に厚みがあるということなので、小説の醍醐味の一つである「人物の内面の変化の観察」がじっくりできます。

つまり「パズル要素だけでなく、人物描写も一度に楽しめる欲張りな作品」が優れたミステリだと個人的には思うのでした。

以上、ミステリ小説に対する個人的見解についてでした。

手を変え品を変え、創意工夫が最も盛んであるジャンル「ミステリ」。

この供給の絶えないジャンルを楽しむことが出来るのは、一生の楽しみになってお得ですね。

それでは。

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